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- アレルギー・食物アレルギー
子どものアレルギーについて
アレルギーは、本来無害な物質に対して免疫システムが過剰に反応することで起こります。近年、アレルギーを持つお子様は増加傾向にあり、幼少期の適切な診断と管理が重要です。特に食物アレルギーは、アトピー性皮膚炎や気管支喘息、アレルギー性鼻炎(花粉症)などと互いに関連することが多く、成長につれて様々なアレルギー症状を起こすことがあります(アレルギーマーチ)。早期の治療でこれらの発症・進展を予防することも大切です。
城東区諏訪の大西診療所では、お子様のアレルギー管理を総合的にサポートいたします。アレルギー検査から生活指導、学校提出書類の作成まで、何でもご相談ください。
食物アレルギーの症状と対応
即時型アレルギー反応
食物アレルギーの多くは、食後2時間以内(特に30分以内)に症状が現れます。じんましん、顔の腫れ、咳、嘔吐、腹痛などが主な症状です。重症の場合はアナフィラキシーという全身性の反応を起こし、血圧低下や意識障害を伴うこともあるため、迅速な対応が必要となります。
主な原因食物
卵、牛乳、小麦が乳幼児期の三大アレルゲンであり、食物アレルギーの約70%を占めます。その他、ピーナッツ、そば、えび・かになどがあります。
年齢と共に耐性を獲得(食べられるようになる)することが多いですが、そばやピーナッツなどは治りにくい傾向があります。
アレルギー検査について
血液検査
採血により、特定の食物や花粉、ダニなどに対するアレルギー抗体を測定します。数値が高いほどアレルギーの可能性が高くなりますが、数値だけで診断はできません。実際に症状が出るかどうかは、食物負荷試験等で確認する必要があります。
検査結果の解釈
検査で陽性でも実際には食べられることもあれば、陰性でも症状が出ることもあります。血液検査は診断の参考にはなりますが、実際の症状や経過と合わせて総合的に判断することが大切です。
食物アレルギーの管理
必要最小限の除去
アレルゲンとなる食品に対し、以前は「念のための完全除去」が一般的でした。しかし、完全除去による栄養面と生活の質(QOL)への影響から、現在は「必要最小限の除去」が基本となっています。加熱すれば食べられる、少量なら大丈夫というお子様もいますので、過度に避ける必要はありません。ただし、完全除去が必要なケースもあるので、医師の指導のもとで安全に摂取できる範囲を確認しながら調整します。
学校・保育園での対応
アレルギー疾患生活管理指導表(学校生活管理指導表)の作成により、給食での除去食対応やエピペンの管理などを学校と連携して行います。遠足や宿泊行事での注意点も含め、安全な学校生活をサポートします。
誤食時の対応
軽い症状(口の周りの赤み、軽いかゆみ)なら、抗ヒスタミン薬の内服と経過観察で対応できます。しかし、全身のじんましん、呼吸困難、繰り返す嘔吐などがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。エピペンを処方されている場合は、ためらわず使用することも大切です。
エピペンについて
アナフィラキシーショック時に使用する自己注射薬です。アドレナリンが含まれており、太ももの外側に注射することで、血圧低下や呼吸困難などの症状を一時的に改善させます。処方された場合は常に携帯し、使用方法を家族や学校関係者と共有しておくようにしましょう。