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下痢・嘔吐は適切な治療を
下痢や嘔吐は、感染性の胃腸炎から食中毒、ストレスなど、実に様々な原因で引き起こされます。
大切な体の防御反応ではありますが、脱水や電解質異常を引き起こす危険がありますので、適切な対処が必要です。
城東区・深江橋の大西診療所では、症状の原因を見極めた上で、脱水予防を含めた総合的な治療を提供いたします。
こんな症状ありませんか?
脱水のサイン
下痢や嘔吐を繰り返すと、体内の水分と電解質(ナトリウム、カリウムなど)が失われます。特に高齢者や小児は脱水になりやすく、放置すると意識障害や腎機能障害を引き起こす危険がありますのでご注意ください。
- 尿量の減少、濃い色の尿
- 口の渇き、皮膚の乾燥
- めまい、ふらつき
- 倦怠感、筋力低下 など
速やかに受診すべき症状
以下の症状は、感染性腸炎の重症化、腸管出血、腸閉塞など、緊急性の高い病気の可能性を示しています。この場合は自己判断で様子を見ずに、速やかに受診してください。
- 血便、黒色便
- 激しい腹痛を伴う
- 高熱(38.5℃以上)が続く
- 水分がまったく摂れない
- 意識がもうろうとする など
下痢・嘔吐の主な原因
感染性胃腸炎
細菌やウイルスなどの病原体による感染が原因で起こる急性疾患です。突然の嘔吐から始まり、下痢、発熱を伴うことが特徴です。冬場はウイルス性、夏場は細菌性が多い傾向があります。
食中毒(食あたり)
ウイルス(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)や細菌(サルモネラ、カンピロバクター、O-157など)、寄生虫(アニサキスなど)に汚染された食品や水を摂取後、数時間から数日で発症します。同じものを食べた人が同時に発症することが特徴で、集団感染も多々見られます。
主な病原体
- ウイルス…ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど
- 細菌…サルモネラ、カンピロバクター、O-157など
- 寄生虫…アニサキスなど
ストレス・過敏性腸症候群
精神的ストレスや緊張により、腸の動きが乱れて下痢や嘔吐を起こすことがあります。試験や会議の前、電車に乗っている時など、特定の状況で症状が出ることが特徴です。症状を頻繁に繰り返す場合は過敏性腸症候群(IBS)の可能性があります。
その他の原因
抗生物質による腸内フローラの乱れ、薬の副作用、アルコールの過剰摂取、食物アレルギーなども原因となります。市販薬の使用でかえって症状を悪化させることもありますので、症状が長引く場合には、自己判断せずに医師に相談しましょう。
下痢・嘔吐の診察と検査
詳しい問診による原因推定
発症時期、症状の経過、食事内容、周囲の流行状況、海外渡航歴、服薬歴などを確認します。便の性状(水様、粘血便など)も重要な情報です。
必要に応じた検査
必要に応じて血液検査で体内の炎症反応や電解質バランスを確認したり、便検査で細菌やウイルス感染の有無を特定したりします。胃がんや大腸がんなどの消化器疾患が疑われる場合には、提携医療機関をご紹介して内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)をご案内することもあります。
下痢・嘔吐の治療とケア
対症療法と原因治療
細菌やウイルスへの感染が原因となっている場合、体が病原体を排出し終われば、自然に症状は改善していきます。細菌性が疑われる場合は抗生物質を処方しますが、ウイルス性の感染症の多くには特効薬がないため、薬で症状を抑えながら軽快を待つ対症療法が中心となります。
対症療法では整腸剤で腸内環境を整え、必要に応じて吐き気止めを使用します。下痢止めは腸の動きを抑制して病原体の排出を妨げ、回復を遅らせる可能性があるため、使用は慎重に判断します。
水分と栄養の補給
経口補水液による水分・電解質補給が基本です。症状が落ち着いたら、おかゆ、うどん、バナナなど消化の良いものから徐々に食事を再開します。乳製品、脂っこいもの、刺激物は消化器への負担となるため、完全に回復するまでは摂取を避けてください。
感染予防対策
手洗いの徹底、タオルや食器の共用を避ける、嘔吐物・便の適切な処理など、家族への感染予防も重要です。症状が改善してもしばらく感染力が残ることがありますので、医師の指示に従って感染対策を行ってください。