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骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症は、骨の中がスカスカになって骨がもろくなる病気です。健康な骨は、細かい網目状の構造がぎっしりと詰まっていますが、骨粗鬆症になるとこの網目が粗くなり、軽石のようにもろい状態となります。その結果、転んだり、くしゃみをしたり、重いものを持ったりといった普段なら問題ない程度の力でも、容易に骨折するようになります。
「最近身長が縮んだ」「背中が丸くなってきた」など、気になることがあれば、城東区・深江橋の大西診療所へお気軽にご相談ください。骨の健康を保ち、いつまでも自分の足で歩ける生活を一緒に守っていきましょう。
なぜ予防が重要なのか?
骨折するまで気づかない怖さ
骨粗鬆症の恐ろしいところは、病気が進行しても痛みや自覚症状がないことです。転倒して骨折し、検査を受けて初めて骨粗鬆症が発覚するケースもよくあります。
特に背骨の圧迫骨折は、本人も気づかないうちに起こることがあります。「最近、背中が丸くなってきた」「身長が縮んだ」と思ったら、実は背骨が何個もつぶれていた、ということも珍しくありません。
骨折が引き起こす深刻な問題
骨粗鬆症で問題となるのは、転倒などのわずかな衝撃で骨折する「脆弱性骨折」です。特に大腿骨(太ももの付け根)の骨折は寝たきり(要介護状態)の要因となり、生命予後にも深刻な影響をもたらします。
また、背骨の圧迫骨折による背中の曲がりや背の縮みは、内臓を圧迫して呼吸器や消化器の機能を低下させます。一度骨折すると次の骨折リスクが高まる悪循環に陥りますので、いかに最初の骨折を防ぐかが、健康寿命を延ばす鍵となります。
こんな方は要注意
骨粗鬆症になりやすい人の特徴
- 女性(特に閉経後)
- 65歳以上の方
- やせ型の方(BMI18.5未満)
- 家族に骨粗鬆症の方がいる
- 喫煙者、過度の飲酒をする方
- 運動不足の方
- カルシウムやビタミンD不足の方
- ステロイド薬を長期服用している方
- 関節リウマチ、糖尿病、甲状腺機能亢進症の方 など
女性は特に注意が必要
女性ホルモン(エストロゲン)には骨を守る働きがあります。閉経後は女性ホルモンが急激に減少するため、更年期以降の女性は特に骨粗鬆症になりやすいと言えます。もちろん男性も加齢と共に骨量は減っていきますので、油断はできません。
骨粗鬆症の検査と診断
かかとで測る超音波検査(QUS)

当院では定量的超音波測定法(QUS)による骨密度測定を行っています。これはかかとの骨に超音波を当てて骨密度を測定する方法で、痛みもなく、数分で結果がわかります。
血液検査による詳しい評価
骨密度が低い場合は、血液検査で骨代謝マーカーを測定します。これにより、骨が壊れる速度と作られる速度のバランスを評価し、適切な治療薬を選択します。また、カルシウムやビタミンDの不足、甲状腺の機能異常、骨粗鬆症の原因となる病気がないかも確認します。
骨粗鬆症の治療と予防
お薬による治療
骨粗鬆症の治療薬には、骨が壊れるのを抑える薬(ビスホスホネート製剤など)、骨を作るのを促進する薬(副甲状腺ホルモン製剤など)、両方の作用を持つ薬(ビタミンD製剤など)などがあります。患者様の年齢、骨密度、骨折リスク、ライフスタイルに応じて、適切なお薬を選択します。
食事と栄養
骨を強くするには、カルシウムやビタミンD、ビタミンKが必要です。カルシウムは牛乳や小魚、豆腐、小松菜などに、ビタミンKは納豆や緑黄色野菜に多く含まれています。ビタミンDは魚類に多く含まれますが、日光を浴びることで皮膚でも作られますので、1日15分程度の日光浴を行うと良いでしょう。サプリメントの活用も効果的です。
運動で骨を強くする
骨は適度な刺激を与えることで強くなります。ウォーキング、階段昇降、スクワットなど、体重がかかる運動が効果的です。プールでの水中歩行も関節に優しく続けやすい運動です。
また、転倒予防も重要です。ヨガやピラティスなどの体幹トレーニングのほか、ご自宅での片足立ち(1日3回、1分ずつ行う)も効果的です。